政治局常務委員会メンバーとポスト習

10月24日に、共産党大会が閉幕しました。
そして最高指導部である「政治局常務委員会」のメンバーが決定しました。

政治局常務委員会とは、中国共産党の最高意思決定機関のことです。
憲法に於いて「中国共産党が国家を領導する」と規定されている中華人民共和国の政治構造において、事実上国家の最高指導部でもある。(Wikipedia)

これから5年は、この7人で中国の重要な政策が決定されることになります。


ニュースでは、「ポスト習の人選が決まらなかった」と報道されていますが、どういうことでしょう。

これまで政治局常務委員は、共産党大会の際に68歳以上になっていると引退するのが慣例となってきました。
いわゆる「68歳定年制」ですね。

ですから、最高指導者である共産党総書記は、その座に就く5年前の党大会の場で政治局常務委員入りすることで、5年後の総書記ポストの内定を得ていました。
実際に、習近平も54歳の時に2007年の党大会で政治局常務委員入りしていますし、前総書記の胡錦濤も54歳の時に常務委員入りしていました。

しかし今回の共産党大会では、7人のメンバーの中に、2022年からの10年を任せる50代の幹部の名前が入っていませんでした。
前評判で政治局常務委員入りがうわさされていた、重慶市党委書記の陳敏爾(57)、広東省党委書記の胡春華(54)のメンバー入りは、今回見送られたわけです。



習近平は、子飼いの部下である陳敏爾を政治局常務委員入りさせて、ポスト習の座に据えることで、2022年以降も実権を握り続ける予定が、他のメンバーや長老たちの賛同を得られなかった、
はたまた、今回50代のメンバーをあえて政治局常務委員入りさせなかったことで、68歳定年制の慣例をやぶって2022年以降も総書記の座に坐り続ける、などなど
いろいろな憶測が飛び交っています。

いずれにしても、習近平の権力は絶対的というわけではなく、これからの5年間も激しい権力闘争が続くことが予想されます。

中国駐在、加油!



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