BATとは~中国IT戦国時代

唐突な質問ですが、BATって何のことでしょう?

正解は、中国IT業界に君臨する巨大企業3社のことです。
「百度」のB、「阿里巴巴」のA、「腾讯」のT
この3社の頭文字を取ってBATなんですね。

中国駐在員の方も、中国出張者の方も、この3社の提供しているサービスに一度はお世話になったことがあるはずです。

主なサービスを表にまとめてみました。



こちらの表を見てわかるとおり、
検索エンジンから出発した「百度」、ECの「阿里巴巴」、SNSが中心の「腾讯」。
それぞれベースとなる事業は異なっていますが、3社とも数々のM&Aを経て巨大企業化し、現在ではいくつもの分野で競合しています。

例えば動画では、3社ともが爱奇艺、优酷、腾讯とサービスを展開しており、それぞれ1億人近いユーザーを持っています。
だれでも投稿できるYouTubeの様な機能もありながら、Netflixのようなオリジナルドラマを製作配信も行っており、激しいユーザーの奪い合いをしています。

また、タクシー配車サービスの分野では、最大手の「滴滴出行」に3社すべてが出資している、というケースもあります。



ここ数年の業績を比較すると、トップを走る腾讯に阿里巴巴が追撃し、百度が伸び悩むという構図が見えます。
しかし百度も、自動運転車の開発とAIへの投資を進めており、今後の飛躍が期待されます。


このようなIT企業の発展の背景には、政府の規制緩和による支援が大きな役割を果たしています。

日本では、ITに関連した新しいサービスの登場に対して、様々な規制があり、既存産業との軋轢も大きいため、技術が社会を変えるイノベーションが起こりにくいです。

しかし中国政府は、まず市場に任せてやらせてみて、問題が起こるようであれば適切な規制をかけるという方針です。
そのため、新技術によるイノベーションが起こりやすく、それにより消費者の利便性が向上し、社会が活性化するという好循環が生まれています。
これは中国に住んでみると、本当に実感しますね。

日本も技術大国と胡坐をかいてはいられません。
民間の力を最大限に活用する中国に見習う必要があると思います。



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