カトリックとプロテスタントの違いって何?

Tomoは、欧米人の考え方の根底にはキリスト教と西洋哲学がある、と常々考えています。

最近、旧約・新約聖書を読んだりしてキリスト教やユダヤ教の一神教の世界を理解しようとしているんですが、日本人のTomoには神(GOD)がどんなものか、どれだけ偉大なものなのか、すんなり理解できません。

その上、キリスト教にはカトリックとプロテスタントがあり、それがますます理解を難しくしています。
多神教の仏教なら宗派がたくさんあるのは分かるんですが、一神教のキリスト教でカトリックとプロテスタントに分かれるというのは、何故なんでしょう?


この疑問について、憲政史研究家の倉山満という人のブログでカトリックとプロテスタントの違いをうまく例えている文章があり、これなら理解しやすいな、と思ったんでご紹介します。


例えその1
この世をパソコンとしよう。造物主は、最初から完璧なプログラミングをしたから偉大なのである。人間の目にいかにバグに見えようと、それは人間にそう見えるだけであって、完全無欠の造物主がバグがあるパソコンなどつくるはずがないのである。
=プロテスタント。預定説。人間に自由意志などない。

⇒ルター派は最初、預定説でカトリックを攻撃した。バチカンが「免罪符」を売りまくり、「これを買えば天国に行ける、などとなぜ言えるのだ?天国に行ける人間は預め定められているはずだ!」と、攻撃した。これを宗教改革と言う。
ただし、これだとあまりにも救いがないし、スポンサー筋のザクセン公の受けも悪いし、ドイツ農民戦争などを起こす連中が暴走するので、あまり言わなくなる。
それを「日和った!」と攻撃して台頭したのがカルバン派。

※ルター派の主要国=ドイツや北欧
※カルバン派の主要国=アメリカ・オランダ・スイス


例えその2
この世をパソコンとしよう。造物主は、いかなるバグも直せるから偉大なのである。この、あらゆるバグを直せる能力を「奇跡」と呼ぶ。
=カトリック。人間に自由意志はある。

※カトリックの主要国=イタリア・オーストリー・イベリア両国・フランス・ベルギー
※英国国教会はプロテスタント扱いだが、中身はカトリック的。


引用:倉山満の砦
http://www.kurayama.jp/post.php?id=222


一神教といっても単純明快な話ではなくて、同じ聖典を共有していても神のあり方についての解釈の違いでいくつもの宗派に分かれてしまうものなんですね。
勉強になりました。

中国駐在、加油!



ローマ人の物語9(一神教と多神教)についてのコラムは、こちら

中国に棲むリヴァイアサン~共産党独裁体制の考察についてのコラムは、こちら

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