JFAという組織

前回に引き続き、忖度ジャパン、、もとい、サッカー日本代表について語っていきたいと思います。

サッカー日本代表監督は会社で言えば花形事業部の事業部長みたいなもの、
社長はJFA(日本サッカー協会)の会長、

だから成績不振なら解任されて当然、という話をしました。


そして、そもそもワールドカップってそんなに大事なの?
という話もしましたね。

ワールドカップのグループリーグ突破という目標は、会社で言えば一事業部の予算達成程度の目標であって、
会社としては短期的な成功を求めるのではなく、もっと長期的な目標を達成するためのステップとして捉えないといけないはずです。

数年前にトヨタが、翌年の決算見通しを「意思ある踊り場」という表現を使って
数字を追わず足場を固める一年にすると宣言したように、
グループリーグ突破を必達目標にする必要はありません。

JFAとしてロシアワールドカップをどう位置付けるか明確化し、外部に発信しなければなりません。


今回の解任騒動を見ていると、JFAとしてW杯で何を達成したいか、あるいはW杯をどんなステップにしたいか、
という方針が全くなく、W杯で実績を上げたハリルホジッチを監督に迎えて、
特に何の要求もせず丸投げしてしまった。
過去にジーコやザッケローニがやったように日本の選手の個性を生かしたチームを作ってくれるだろう、と安易に期待して。。

ところがハリルホジッチは、日本のサッカーの実力が世界のレベルからほど遠い現実にぶつかり、
W杯で結果を出すために一番可能性のある方法
・・・日本人が得意としないデュエルとスプリントを鍛え直す
という荒治療をやってしまった。

そして、国際親善試合(四半期決算)の結果が良くないとこを理由に、決算直前で事業部長を切ってしまったんですね。



もう組織としてビジョンがまったく見えず、方針がブレブレなわけです。

JFAに理念は無いのか!!


そう思ってJFAのホームページをググってみました。




すると、


・2030年までに、サッカーファミリーが800万人になる。(現状は500万人)
・日本代表チームはFIFAワールドカップに出場し続け、2030年までに、ベスト4に入る。
・上記ふたつの目標を達成するために、基盤整備に努め、2030年までに、世界でトップ3の組織になる。


※サッカーファミリーとは、選手、指導者、審判員、サポーターすべてを含んだ名称とのこと。



JFAの目標2030
http://www.jfa.jp/about_jfa/plan/goal2030.html



あるじゃないの!!!立派なビジョンが!


会社の中期経営計画みたいにちゃんと専用ページ用意してありましたよ。
それからPDFに細か~い行動計画まで記載してありました。


理念も明確なビジョンもあるんだから、トップがもっと世の中に訴えて行かないとダメでしょ、
田嶋会長!



まずビジョンを周りにわかりやすく示すこと、
そしてその目標に向かって組織全体を一丸にすること、

そして目標を達成するためには、チームを思うようにいじってもいいし、
現場のマネージャーの首を変えたってかまわない、

そのかわりリスクを取って戦い、結果に関して全責任を負うこと、


これが組織のトップに求められる条件です。


このすべてが欠けてますね、今のJFA会長には。

まぁ田嶋会長ひとりが悪いわけではなくて、JFAも責任の所在をはっきりさせない日本的組織だということでしょう。

こんなるぬい組織のままで世界と戦ってトップ3の組織になるって、しょせん無理な話ですよね。

中国駐在、加油!



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