なぜ中国の飛行機は遅延するのか?

中国では、飛行機が頻繁に遅延するのは有名な話ですね。
中国駐在員の方も、中国出張者の方も、遅延でずいぶん待たされた経験があると思います。

スモッグが濃い日は飛行機の離発着が制限されますし、事前通達なく軍事演習が行われるため、突然一方的に空港の使用を停止させられる場合があります。
そもそも中国の上空は軍用が優先されており、民間が使用できる空域が全体の25%ととても狭いんですね。

ですから、どこかの空港で離発着が遅れると、玉突き現象でどんどん遅れていくわけです。
Tomoの感覚だと、朝の便はほぼ定時に出発しますが、昼の便になると1時間程度遅延して、夜の便になると2~3時間遅延するのが普通、というイメージですね。


中国の航空会社は地方都市をホームにした中小航空会社も含めると数十社と乱立している状態です。
参入障壁が低いんでしょうね。

その中でも大手の航空会社は、中国国際航空(CA)、中国東方航空(MU)、中国南方航空(CZ)の3社です。中国国際航空はANAと同じスターアライアンス、中国東方航空と中国南方航空はスカイチームに所属しています。




2015年のデータになりますが、大手3社の定時到着率は、中国国際航空で65%、中国東方航空で55%、中国南方航空で62%です。
中国の全航空会社平均の定時到着率は64%で、平均遅延時間は94分というデータもあります。
JALとANAの定時到着率はどちらも89%なので、どれだけ酷いかがわかりますね。

また、こちらも2015年のデータですが、世界で最も遅延率が高い空港のトップ5は、すべて中国国内の空港です。
厦門高崎国際空港(54%)、上海浦東国際空港(53%)、呼和浩特白塔国際空港(53%)、南京禄口国際空港(50%)、杭州蕭山国際空港(48%)です。
軒並みすごい数字ですね~


Tomoも仕事で上海浦東国際空港を良く使うんですが、チェックインカウンターも出国審査も手荷物検査も長蛇の列だし、搭乗口はよく変更になるし、搭乗後も飛行機の順番待ちが長いし、とにかく便数に対して設備のキャパが圧倒的に不足しています。

最初からキャパオーバーなのに便数をパンパンに詰め込んで、その上定時で飛ばそうというのが無謀ですよね。


中国では空港の建設ラッシュが続いているので、期待したいところです。
16~20年に進める建設計画では、北京新空港・成都新空港など74カ所の空港建設、広州・上海浦東・上海虹橋・深圳・成都・昆明・重慶・西安・杭州など既存空港139カ所の拡張、厦門・青島・大連などの空港の移転を予定しています。

ちゃんと定時運行できるようになるには、あと何年かかるんでしょうね~



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