中国駐在が忌み嫌われる理由

新しく中国に駐在員として来た人に話を聞くと、

「会社の都合で中国に駐在することになったんですが、2~3年で日本に戻りたいと会社に希望を出しています。」

「ヨーロッパ駐在を希望していたんですが、希望者が多く、中国駐在になってしまいました。」

と言われる人が多いです。


日本での報道のされ方から、

「中国人はマナーが悪いし、反日感情もある。街は空気が悪いし、食べ物も安全ではない。」

そんな生活しにくいイメージが定着しているので、

「好き好んで中国に駐在している人なんていないでしょ!」

というのが中国駐在員同士の“暗黙の了解”、“場の空気”としてあります。


確かに、現地子会社では日本の本社と業務体制も異なるため、一人で何役もこなさなければならないですし、日本からの支援も少ないために、慣れない仕事、慣れない生活の中での苦労は、経験した人にしかわかりません。



OKYって言葉がありますよね。

中国人従業員が働かない分、自分が働いてカバーすることも多々あるなかで、
そんな現場の事情も知らない日本の本社から、

「どうして計画通り進んでいないんだ。しっかり管理しろ。」

「クレームの原因調査、対策報告書を早く提出してください。顧客から催促されています。」

「売上の落ち込みをどうするんだ、改善策を立てて報告しろ。」

「今回の変更申請は認められません。あのデータとこの補足資料を提出してください。」

と、言いたい放題言われる始末。


面と向かっては言えないが、

(お前「O」、ここで「K」やってみろよ「Y」!!)

と、思いをぶつけたくなります。


ですから、みなさん思うんです。

「あと数年、日本に帰任できる日まで我慢して仕事を続けよう。」



でも・・・

これからは、そうもいかなくなるんです。


2017年から中国就労ビザ(Zビザ)の取得条件が厳しくなり、これまで駐在してきた人よりも新しく駐在する人に対して、厳しい審査が科せられるようになりました。

また、会社の中で条件をクリアする人材も限られることから、定期的な人材ローテーションもできにくくなり、駐在期間が長期化することが予想されます。


「おめでとうございます。あなたは選ばれし人です。」


・・・


絶望されましたか?



でも考えてみてください。

中国は世界の工場なわけです。
これはマクロ経済のデータから見てもわかります。

中国のGDPは11兆ドル。このうち製造業の占める割合は30%なので、製造業のGDPは3.兆ドル
日本のGDPは5兆ドル。このうち製造業の占める割合は20%なので、製造業のGDPは1兆ドル
アメリカのGDPは19兆ドル。このうち製造業の占める割合は10%なので、製造業のGDPは2兆ドル

中国の経済成長率も、以前よりはずいぶん下がりましたが、日本に比べれば依然として高い成長が見込めます。

これからも中国が、製造業にとっての主戦場なわけです。
見る目を変えれば、チャンスはごろごろ転がっています。



日本で残りの会社人生を平凡に終わらせていいんですか?



それよりも、世界の主戦場である中国でビジネスを成功させて、日本で働いている同僚から、羨望の目で見られたくありませんか?



Tomoは、中国で勝負したいと思っている方を、このブログで応援したいと思っています。

中国駐在、加油!



中国人と同じ舟に乗れについてのコラムは、こちら

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ニーチェとの対話「お題:ルサンチマン」のコラムは、こちら



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